はじめてのポイントクレカ - クレジットカードポイントサイト案件で知っておくべき「ポイント獲得対象外となる利用」の見分け方と対策

クレジットカードポイントサイト案件で知っておくべき「ポイント獲得対象外となる利用」の見分け方と対策

Tags: クレジットカード, ポイントサイト, ポイント獲得条件, 利用条件, 対象外利用

ポイントサイトを経由してクレジットカードを作成する際に、多くの案件では「カード発行＋利用」をポイント獲得の条件としています。指定された金額を一定期間内に利用することで、高額なポイントを得られる可能性がある点が魅力です。しかし、この「利用」には注意すべき点があります。すべてのクレジットカード利用がポイント獲得の対象となるわけではないケースがあるためです。

この記事では、ポイントサイト経由のクレジットカード作成案件で、利用条件を達成する際に知っておくべき「ポイント獲得対象外となりやすい利用」について、その理由、具体的な例、そして失敗しないための対策を解説します。

なぜクレジットカードの特定の利用がポイント獲得の対象外になるのか

ポイントサイトのクレジットカード案件は、カード会社が顧客獲得のために広告費を支払い、その一部がポイントサイトを通じて利用者に還元される仕組みです。カード会社は、将来的に収益が見込める質の高い顧客を獲得したいと考えています。

しかし、一部の利用方法は、カード会社にとって収益性が低かったり、換金性が高かったりするため、通常のショッピング利用とは区別されることがあります。ポイントサイト側の広告掲載規約や、カード会社側のポイント付与規約において、こうした利用がポイント還元の対象から除外される設定がなされている場合が多いのです。

これは、ポイントサイト経由の案件に限らず、カード会社独自の入会キャンペーンにおける利用条件でも同様の取り扱いがされることがあります。ポイント獲得を確実にするためには、どのような利用が対象となるか、または対象外となるかを事前に正確に把握することが非常に重要です。

ポイント獲得対象外となりやすい具体的な利用例

ポイントサイト案件の利用条件を達成する際に、特に注意が必要な利用方法には以下のようなものがあります。これらはあくまで一般的な傾向であり、個別の案件やカードの種類によって対象・対象外の基準は異なります。必ず申し込み先の条件を個別に確認してください。

電子マネーへのチャージ:
- Suica、PASMO、楽天Edy、nanaco、WAONなどの主要な電子マネーへのチャージは、クレジットカードの利用としてカウントされない、あるいは特定のカードでしかカウントされないケースが多く見られます。これは、チャージした電子マネーが現金に近い性質を持ち、換金性が高いため、カード会社が不正利用やマネーロンダリングのリスク、または単なるポイント目当ての利用と見なす可能性があるためです。
プリペイドカード、ギフト券の購入:
- Amazonギフト券、Apple Gift Card、図書カード、各種商品券などをクレジットカードで購入する場合も、電子マネーと同様に換金性が高い取引と見なされ、ポイント獲得の対象外となることが一般的です。
税金、公共料金の支払い:
- 固定資産税、自動車税などの税金や、電気、ガス、水道、通信費などの公共料金をクレジットカードで支払う場合、これはクレジットカード決済としては成立しますが、ポイントサイト案件の利用条件やカード会社のポイント付与プログラムにおいて、ポイント対象外とされていたり、還元率が低下したりすることがあります。支払い方法（直接払い、特定の決済サービス経由など）によって扱いが異なる場合もあります。
年会費、手数料、キャッシング利用:
- クレジットカードの年会費、遅延損害金などの各種手数料、そしてキャッシングサービスの利用や返済金は、ショッピング利用とは性質が異なるため、ポイント獲得の利用条件に含まれないことがほとんどです。
特定の加盟店や商品:
- ごく稀ですが、特定の店舗（例：病院、保険料、特定のオンラインサービス）での利用や、特定の高額商品購入などが対象外とされるケースも存在します。
キャンセル・返品された取引:
- 当然ながら、購入後にキャンセルまたは返品された取引は、利用額から差し引かれ、ポイント獲得の対象にはなりません。

ポイント獲得対象外となる利用をどう見分けるか

これらの対象外利用を見分けるためには、以下の情報を注意深く確認する必要があります。

ポイントサイトの案件詳細ページ: 最も重要な情報源です。ポイント獲得条件、却下条件が詳しく記載されています。特に「ポイント獲得対象外」の項目は必ず確認してください。ただし、ポイントサイトに記載されている内容は要約である場合も多いため、次に挙げるカード会社の情報も併せて確認することが望ましいです。
クレジットカード会社の公式サイト: 申し込みを検討しているクレジットカードの公式サイトに掲載されている会員規約、特典詳細、ポイントプログラムに関するページを確認します。「ポイント付与対象外」「ポイント還元対象外」といった項目が記載されています。これが最終的な判断基準となります。キャンペーンページやよくある質問（FAQ）も参考になります。
過去の情報を参照（注意が必要）： 以前に同じカードの案件を利用した方のブログや口コミが参考になることもありますが、情報が古かったり、個別の事情が異なったりする可能性があります。必ず最新の公式情報を最優先してください。

失敗しないための対策

ポイントサイト経由のクレジットカード作成案件で、利用条件達成によるポイント獲得を確実にするためには、事前の確認と計画的な利用が不可欠です。

申し込み前に条件を徹底確認する: ポイントサイトとカード会社、双方の「ポイント獲得条件」と「対象外となる利用」の項目を、面倒でも必ず読み込んでください。特に電子マネーチャージや税金支払いなどで条件達成を考えている場合は、その利用が対象になるかを重点的に確認します。
確実に対象となる利用を優先する: 利用条件を達成するための最初の数万円は、家電量販店やスーパー、オンラインショッピングサイトなど、一般的な日常の買い物で利用することをお勧めします。これらの利用はほとんどのケースで対象となります。
対象外の可能性のある利用は含めずに計算する: 条件達成に必要な金額を計算する際は、電子マネーチャージやギフト券購入など、対象外となる可能性のある利用は含めずに計画を立ててください。
利用期間と金額を正確に把握する: 利用条件には「カード発行後〇ヶ月以内に合計〇万円以上利用」といった期間と金額の指定があります。カードが手元に届いた日や利用期間の区切り、利用額の集計方法（カード会社の締め日など）を正確に把握してください。カード会社のオンライン明細などで現在の利用額と対象利用額を確認できる場合が多いです。
キャッシング枠は「利用」に含まれないと理解する: 申し込み時にキャッシング枠を付けても、それを実際に利用しても、それはショッピング利用とは異なり、ポイント獲得の利用条件にはカウントされません。また、キャッシングは利息がかかるため、安易な利用は避けてください。

まとめ：確実なポイント獲得のために

ポイントサイト経由でクレジットカードを作成し、利用条件をクリアしてポイントを獲得することは、非常にお得な方法です。しかし、指定された金額を利用したつもりでも、特定の利用方法が対象外となっていたために、惜しくも条件を達成できずポイントを逃してしまうケースも少なくありません。

これを防ぐためには、申し込み前にポイントサイトとカード会社双方の条件を注意深く確認し、「どのような利用がポイント獲得の対象となるか、ならないか」を正確に理解することが最も重要です。特に電子マネーチャージや換金性の高いものの購入、税金支払いなどを利用条件達成のために検討している場合は、入念な確認が不可欠です。